部下の出産祝い相場と完全マナーガイド|NG・おすすめギフトも紹介
出産祝い/
2025.11.09
職場の部下に赤ちゃんが生まれたとき、「何を贈ればいいの?」「金額はいくらくらい?」出産という人生の幸せな節目だからこそ、部下へ「おめでとう」の気持ちをきちんと形にして伝えたいですよね。
しかし、職場での出産祝いは、部下との関係性に応じて相場やマナーが微妙に異なります。金額の相場だけではなく、品物選びから贈る際のマナーなど、考えなければならないことが多くて戸惑ってしまう方も少なくないでしょう。
この記事では、そんなあなたの不安を解消し、自信を持って部下へ最高の出産祝いを贈れるよう、「完全マナーガイド」と具体的なおすすめギフトをまとめました。
さらに相手に合わせたギフト選びのコツ、気をつけたいマナー、出産祝いで避けるべきNGポイント、そして多くの人が抱く疑問・質問まで、幅広く徹底解説します。事前にチェックをして、部下に喜ばれる出産祝いを一緒にはじめましょう。
部下に贈る出産祝いのおすすめはこちら
INDEX
部下への出産祝いの相場

出産祝いを贈る際、金額の相場を理解して適切な金額のギフトを選ぶことが大切です。知らないうちにマナー違反の行為をしないためにも、相場についてあらかじめ確認しておきましょう。ここでは、そんな部下への出産祝いの相場を分かりやすく解説していきます。
また、個人で贈る場合と、連名で贈る場合では金額も変わってきます。そちらも細かく解説していきましょう。
- 個人で贈る場合|5,000円〜10,000円
- 連名で贈る場合|一人当たり1,000円〜3,000円
お祝いの金額とはいっても、相手に負担がかからず、気を遣わせない金額におさめたいものです。しかし、仕事上のお付き合いの方など、間柄によって金額は変わるもの。きちんと相場を知っておきましょう。
個人で贈る場合|5,000円〜10,000円
個人で部下への出産お祝いを贈る相場は5,000〜10,000円程度が一般的です。親しい間柄か、お世話になっているかなど関係性の深さによって金額の差が出ます。また、上司から部下への出産祝いは、5,000円としているケースが多いようです。
上司とはいえ年齢もさまざまですよね。自分と相手の年齢によっての相場も分かりやすく表で紹介しましょう。
| 上司の年齢 | 一般的な出産祝いの相場 |
|---|---|
| 20代前半 | 3,000~5,000円 |
| 20代後半~30代以降 | 5,000~10,000円 |
また、受け取る側が年上の場合は、やや高めの金額で贈るようにします。逆に年下の場合は、お返しに無理のない範囲で3,000〜5,000円が相場です。ただし、贈る側が年上で相手との関係性が深い場合は、お返しを少なめにしてもよいことを伝えて多めの金額を贈ることもあります。
連名で贈る場合|一人あたり1,000円〜3,000円
連名でまとめて出産祝いを贈る場合など、グループとして贈るなら1人あたり1,000〜3,000円が相場です。合計金額が10,000〜30,000円になるように1人あたりの金額を調整します。また、誰が連名に参加しているのか相手に伝わるように記名することも大切です。
連名の場合、1人あたりの金額が高いと合計金額が跳ね上がってしまいます。余計な気遣いをさせたり、お返しの負担を大きくしたりしないように、人数に合わせて一人当たりの金額をかえて、合計金額を調整しましょう。
1人あたりの金額は連名の人数で均等割にし、不公平にならないようにすることも大切です。合計金額が4や9のつく数字になるのはマナー違反とされているため、こちらにも注意しましょう。
何人かで相場分の金額を出し合えば、少し高価なプレゼントも贈ることができます。しかし、高額すぎると内祝いのお返しでかえって気を遣わせてしまうことがあるため注意が必要です。
部下への出産祝いを贈る際のマナー

部下への出産祝いは、品物選びだけでなく贈る際の一般的なマナーも大切になります。部下へ普段からの感謝の気持ちをきちんと伝え、今後職場での関係を良好に築くためにも、基本的なマナーはしっかりとおさえておきたいものです。
ここでは、特に注意すべきマナーを3つのポイントに分けて解説します。ぜひ、参考にしてみてくださいね。
- のし袋(祝儀袋)の正しい書き方・お金の入れ方
- 渡すタイミング・渡し方
- 【要注意】出産祝いの金額・品物・言葉のタブー
これらのマナーをきちんと守ることで、「おめでとう」のお祝いの気持ちがより深くお相手に伝わるでしょう。
のし袋(祝儀袋)の正しい書き方・お金の入れ方
マナーの基本として知っておきたいのが、のし袋(祝儀袋)の正しい書き方・お金の入れ方です。まずはのしの選びは、水引は紅白の蝶結びを選びます。蝶結びは「何度あってもよいお祝い事」に使われます。
表書きの上段には「御出産御祝」「御祝」「御安産御祝」などが適切です。注意しないといけないのが、結婚祝いのみで使用する「寿」、4文字の「御出産祝」はマナーとしてふさわしくないので避けるようにしましょう。
下段は自分のフルネームを書きます。夫婦連名の場合、夫のフルネームを中央に書き、その隣に妻の下の名前(フルネームも可)を添えるのが基本です。連名の場合は、役職順または五十音順で右から左に書き、4名以上なら代表者の名前と「外一同」とし、別紙に全員の名前を同封しましょう。
お金の入れ方は、新札を準備し、肖像画が上になる向きで中袋に入れます。中袋の表に大字(旧字体)「壱」「弐」「参」を用いて金額を記入します。裏に住所と名前を記入して上包みに入れましょう。
例)1万円の場合 金壱萬圓也
渡すタイミング・渡し方
部下へ出産祝いを渡すタイミングと渡し方ですが、渡すタイミングとしては出産後1ヶ月以内、渡し方としては職場復帰後に直接手渡すのが理想です。出産直後は、母子の体調が不安定なことが多いため、無理のないタイミングを選ぶことが重要になります。
産休中の社員に贈る場合は、産後落ち着いた頃(出産報告を受けてから1〜2週間後)を目安に、自宅宛に郵送するか、代表者を通じて届けるようにするとお相手の負担にならないでしょう。
また、女性と男性の部下でも贈り方の違いがあります。女性の場合、慣れない環境ということもあり、郵送で贈る渡し方が一般的です。直接渡したい場合は、職場復帰後がベスト。男性の場合は産休・育休明け以降、直接手渡しをします。どちらの場合でも、身体への心遣いのある言葉を一言つけるとよいでしょう。
【要注意】出産祝いの金額・品物・言葉のタブー
出産祝いの金額・品物・言葉のタブーはマナー違反になるため、一般的な常識をこちらでは紹介します。まず、金額で注意したい点として縁起の悪い数字の4・9は「死」「苦」を連想させるため避けます。例えば、3万円と1万円の品物のように工夫すればOKです。
また、出産祝いで割り切れてしまう偶数の金額は避けるものとされています。もし偶数の金額を包む場合は、5千円札を使うことで奇数枚にすると良いでしょう。例えば、2万円を包む場合は、1万円+5千円2枚のようにします。
金額だけではなく言葉にも注意が必要です。中でも「忌み言葉」は、出産祝いには特にふさわしくありません。例えば、「流れる」「消える」「失う」「枯れる」などの言葉は、赤ちゃんや家族の将来に不安を与える可能性があるため、使わない方が良いとされています。
また、出産祝いにふさわしくない品物もあります。部下への贈り物の参考にしてください。
以下、品物とその理由です。
| 出産祝いにふさわしくない品物 | ふさわしくない理由 |
|---|---|
| ハンカチ | 手切れを連想させるため |
| 櫛(くし) | 「苦」「四」を連想させるため |
| 刃物(はさみ・ナイフなど) | 切れるを連想させるため |
| 日本茶 | 弔事で配られることが多いため |
| 高価過ぎるもの | 相手の負担になる場合があるため |
| 新生児サイズの服 | すぐに着れなくなるため |
部下に贈る出産祝いのおすすめ

ここでは、部下への出産祝いで迷ったときに贈りたいおすすめのギフトを紹介していきましょう。産まれてきた赤ちゃんだけではなく、お兄ちゃんお姉ちゃんへのギフト、出産を頑張ったママへのギフトなど贈り方はさまざまです。
- 迷ったら出産祝い専用カタログギフト
- 二人目・三人目の出産で喜ばれるもの
- 母親を労うギフト
贈ったお相手が思わずニッコリしてしまうようなギフトをしたいですね。厳選された品物ばかりですので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
迷ったら出産祝い専用カタログギフト
「のびのびBaby」は、子育て中のママ・パパの「こんなの欲しかった!」というリアルな声を集めて作られた、出産祝い専用のカタログギフトです。
人気のベビーブランドアイテムはもちろん、産後を頑張るママ自身へのご褒美グルメまで、こだわりの品々を多数掲載。 外出が難しい時期でも、とっておきの一品を自宅でゆっくり選ぶ楽しみを贈れます。
「たくさんの人に愛されて、のびのび元気に育ってね!」 そんな温かい想いを伝えるのに最適な一冊です。

二人目・三人目の出産で喜ばれるもの
子どもたちに絶大な人気を誇る『アンパンマン』のタオルセットです。
「キャラクターものは職場から贈るには幼すぎるかも…」と心配されるかもしれませんが、このセットは落ち着いたナチュラルカラーが基調。 赤ちゃんだけでなく、パパ・ママも一緒に使える上品なデザイン性が魅力です。
バス・フェイス・ウォッシュタオルが揃っており実用性も抜群。 人気キャラクターが勢ぞろいしているので、赤ちゃんはもちろん、お兄ちゃんやお姉ちゃんも大喜びするはずです。
特に二人目・三人目のお祝いで悩みがちな「上の子への配慮」も自然にできる点が、気が利いた贈り物として高く評価されます。
家族みんなで使えるこのタオルセットは、すでにベビー用品が揃っているご家庭にも安心して贈れる、配慮の伝わるギフトです。

それいけ!アンパンマン バス・フェイス・ウォッシュタオルセット
母親を労うギフト
出産祝いは赤ちゃん向けに集中しがちですが、本当に大変だったママ自身への「お疲れ様」ギフトは、心に深く響きます。
そこでおすすめなのが、全国的な人気を誇る『八天堂のくりーむパン』です。 風味豊かで口どけにこだわった「冷やして食べる」新食感のスイーツは、育児の合間に手軽に食べられる最高のご褒美。
赤ちゃん用品ではなく、大仕事を終えたママ自身を労わる「ご褒美ギフト」として、これ以上ない選択です。
ふんわりとしたパン生地と、とろけるクリームが疲れた心と体を優しく癒してくれます。 定番のカスタードや抹茶など5つの味(合計9個)が楽しめる詰合せで、選ぶ楽しさも一緒に届けませんか。

部下の出産祝いに関するよくある質問

部下への出産祝いを考えるとさまざまな疑問が浮かびます。「上司として失礼なことをしてしまったのでは?」と迷うこともあるでしょう。ここでは、部下の出産祝いに関するよくある質問を紹介します。
今さら聞けない出産祝いに関してのニッチな質問にもお答えしているので、参考にしてみてくださいね。
- 部下への出産祝いは現金でも問題ない?
- 部下への出産祝いを「渡さない」という選択はアリ?
- 双子の場合は金額を2倍にするべき?
ここで学んだ知識が、あなたの出産祝い選びを楽にするものになれば幸いです。
部下への出産祝いは現金でも問題ない?
一般的に部下への出産祝いに現金を贈ることは問題ありません。出産祝いとして現金だけで問題ありませんし、現金と品物を添えることで気持ちも伝わりやすくなります。
また、社内で「出産祝いは全員でまとめて贈る」といったルールがある場合は、必ずそちらを優先し、個人的な贈り物は控えるのがマナーです。お相手の負担にならないようにしましょう。
今では、現金の他にもギフトカードやデジタルギフトなど、さまざまな贈り物で金額がわかる品物が増えていますが、最近の風潮や若い世代のお祝いでは気にする人が減りました。また、内祝いを贈る際に貰った金額がわかれば、金額を決めやすいメリットもあります。
部下への出産祝いを「渡さない」という選択はアリ?
部下への出産祝いを「渡さない」という選択肢はもちろんアリです。顔見知り程度で親しくない場合は渡さなくても問題ありません。ただし、一般的に日頃お世話になっている部下や親しい部下には、出産祝いを渡す方がより良い関係を築くうえで望ましいでしょう。渡さない場合でも、「おめでとう」の言葉をかけるとよいですね。
また、出産祝いを渡さないのがアリな場合は、普段仕事でしか関わりがなくあまり親しくない関係であったり、会社や部署で出産祝いを渡す慣習がない・個人で贈らないというルールがある場合は控える方がよいでしょう。
逆に出産祝いを渡した方が関係性も円滑に進む場合もあります。例えば、日頃からお世話になっている部下やプライベートでも親しい部下の場合は渡した方がよいでしょう。また、職場で出産祝いを渡すのが一般的な慣習になっているのであれば、会社の慣習にならうほうが無難です。
双子の場合は金額を2倍にするべき?
双子が産まれた場合、一般的な出産祝いの金額は1.5〜2倍が相場といわれています。しかし、必ず2倍渡さないといけないわけではなく、相手との関係性や自身の経済状況に合わせて無理のない範囲で金額を決めるようにしましょう。
また、プレゼントとして出産祝いを渡す場合は、一人ひとりに向けたものを選ぶと喜ばれやすいです。お揃いのプレゼントなど双子ならではの贈り物としても人気です。
双子だからといって2倍の贈り物をすると、お相手の負担も2倍になってしまうことも考慮しましょう。連名などの場合、高額になる可能性もあります。上限を1〜3万円までに抑えるなど、あまり高額にならないように贈り物をするのも上司の気遣いですね。
まとめ
出産祝いの贈り物はたくさんあり、何をどのように贈るかとても悩んでしまうポイントです。普段顔を合わせる部下への出産祝いは、相手との関係性や会社の文化を踏まえたうえで、「おめでとう」の心を込めて贈ることが何より大切です。
相場感やマナー・NGをきちんと押さえたうえで、スマートに対応することにより、お祝いを受け取った相手にとっても、贈る側にとっても気持ちのよいイベントになります。
今回ご紹介した出産祝いの相場・選び方やマナーは、その大切な気持ちを相手にきちんと伝えるための基本的なことにすぎません。
あなたの部下を想い、心を込めて選んだものであれば、きっとその温かい気持ちは伝わるはずです。小さな気遣いや心配りが、これからの職場の信頼関係やチームワークをさらに良いものへと育てていくきっかけになります。ぜひ、この記事を参考に、素敵な出産祝いを贈ってくださいね。
部下に贈る出産祝いのおすすめはこちら