【最新版】年末年始の手土産9選|必ず褒められる選び方とマナー
手土産・プチギフト/
2025.11.27
「年末年始のご挨拶にうかがうタイミングは…」「どのような品物が喜ばれるんだろう…」など、年末年始のご挨拶は忙しい時期だからこそ失礼のないものにしたいですよね。なおかつ、感謝の気持ちがきちんと伝わるものを選びたいもの。
しかし、品物選びから贈る際のマナーまで、お相手の状況なども考えると手土産を持っていく際の悩みはさらに深まってしまいます。
この記事では、そんなあなたの不安を解消し、年末年始の手土産で必ず褒められる具体的なおすすめギフト9選をまとめました。
さらに知っておくべき贈答マナー、選び方のコツ、手土産に添えるメッセージの文例、さらに多くの人が抱くよくある質問まで幅広く徹底解説します。大切な方への感謝の気持ちが伝わる、素敵な年末年始の手土産選びにしていきましょう。

白川さやか
ギフトコンシェルジュ/Atelier GIFT 編集部
『「今」を贈る、心からのギフト。』を合言葉に、Atelier GIFTで年間2,000件以上のギフト選定をサポート。自分自身も年間30件以上のギフトを贈るほど、贈りもの好き。喜ぶ顔を見るのが何よりの原動力です。実体験に基づいたリアルな視点で、贈る人の気持ちに寄り添いながら、受け取る人の心にも残るギフトをご提案しています。ぜひお気軽にご相談ください。
INDEX
年末年始の挨拶で失敗しない手土産マナー

一般的に年末年始は挨拶まわりで忙しい時期になります。だからこそ、年末年始の挨拶で失敗しない手土産マナーはきちんとわきまえておきたいことろです。せわしないときだからこそ、スマートにお渡ししたいですよね。また、今後の良好な関係のためにも、一般的なマナーは押さえておきたいところ。
ここでは、特に注意すべきマナーを3つのポイントに分けて解説します。
- 「のし(熨斗)」の選び方・書き方
- 訪問の時期と渡し方
- 【要注意】自分が喪中・相手が喪中の場合の対応方法
これらのマナーを守ることで、あなたの感謝の気持ちがよりきちんと相手に伝わるでしょう。ぜひ、参考にしてくださいね。
「のし(熨斗)」の選び方・書き方
年末年始のご挨拶で手土産を渡す際の「のし(熨斗)」の選び方・書き方を解説します。まず、年末か年始かによって表書きが変わりますが、どちらも水引は紅白蝶結びを使いましょう。何度あってもよい贈りものなので、結び切りは使用しません。
表書きは、本来は漆黒の墨と毛筆で書くものですが、筆ペンでも問題はありません。ただし、ボールペン・サインペンで書くことは避けてください。
表書きの上段は、年末年始の時期によって言葉が変わります。年末は「粗品」「ご挨拶」、年始は「御年賀」「御年始」が基本です。松の内(一般的に1月7日まで、関西は15日まで)を過ぎる場合は、「寒中御見舞」と書くのが一般的になります。
表書きの下段は、姓のみ、またはフルネームで記入します。会社への訪問の場合、会社名で記載し、正式名称で「(株)」は略さず「株式会社」と書くのが一般的です。
訪問の時期と渡し方
年末年始の手土産の訪問の時期と渡し方は、時期によって分かれるので「年末」「年始」に合わせた渡し方を解説します。
年末の場合、12月はせわしない時期でもあるので、クリスマス前には訪問をするようにしましょう。年始の場合、お年賀はお正月に渡しますが、それ以外の手土産なら、仕事はじめから15日以内がタイミングとしてはよいでしょう。
会社への訪問の際は会社の最終営業日の午前中までが目安です。外資系の企業の場合は、クリスマス前に訪問することをおすすめします。年始の訪問は、仕事始めから2〜3日以内で少なくとも15日以内には訪問するのが一般的です。
渡し方として、忙しい時期でもあるので必ずアポを取るようにしましょう。これは、個人間・会社でも同じです。訪問先では、必ず品物を取り出し、相手に正面(のしが見える向き)を向けて両手で差し出します。「ささやかですが」や、「本年もどうぞよろしくお願いいたします」など一言を添えましょう。
【要注意】自分が喪中・相手が喪中の場合の対応方法
自分や相手が喪中の場合は、「寒中見舞い」や「手土産」として、水引なし・無地の奉書紙もしくは白の短冊を使うようにします。短冊は略式なので、ビジネスなどで贈る場合は正式な掛け紙を使用することがおすすめです。
自分が喪中の場合は、お歳暮は贈っても問題ありませんが、松の内(1月7日頃)を過ぎてから贈るようにしましょう。年明けの場合、「お年賀」という表書きはNGです。「寒中見舞い」「御挨拶」「御礼」という表書きにしましょう。
お相手が喪中の場合、四十九日を過ぎてから贈るのがマナーです。忌明けを待つとお歳暮の時期を過ぎてしまうような場合は、松の内の期間を終えた後に、「寒中見舞い」もしくは「寒中伺い」として贈りましょう。お渡しする際、「あけましておめでとうございます」など祝いの言葉を使わないのが基本です。
また、四十九日以内に渡さなければいけない場合、贈り物自体を控えるか、故人へのお供え物(御供)とするのがより丁寧です。四十九日を過ぎていれば、上記のマナーで贈って問題ないでしょう。
年末年始の手土産の選び方

何かとご挨拶の機会が多い年末年始の手土産の選び方を紹介します。一年の締めくくりと、一年の始まりのご挨拶を感謝の気持ちを形にする手土産は、相手に喜ばれるものを選びたいものです。
しかし、TPOに応じて贈り物を選ぶ必要や、何を贈れば良いか迷ってしまう方も少なくないでしょう。ここでは、年末年始の手土産選びで大切にしたいポイントを3つご紹介します。
- 訪問先(義実家・ビジネス・親戚など)で選ぶ
- 重視するポイント(日持ち・個包装・お菓子以外など)で選ぶ
- 関係性に応じた「予算相場」で選ぶ
これらのポイントを押さえることで、きちんと相手に気持ちが伝わる素敵な手土産が見つかるはずです。
訪問先(義実家・ビジネス・親戚など)で選ぶ
訪問先が義実家・ビジネス・親戚などの場合にふさわしい品物の選び方を紹介します。TPOに応じた品物選びは手土産の基本です。訪問先によって重視すべきポイントも異なります。
例えば、義実家なら「実用性」「家族で楽しめるもの」「地元の銘菓」など、コミュニケーションを取ったり、みんなで話が弾むようなものがおすすめです。親戚や友達への手土産でも、「季節感」「個包装」「特別感」を意識し、お相手に合わせて選ぶのがポイント。
また、ビジネスシーンでは、個包装で日持ちし、職場で分けやすい「消え物」(お菓子、コーヒーなど)が基本で、できるだけ格式を重んじた品物を選ぶようにするとよいでしょう。干支など縁起物をあしらったデザインを選ぶのもおすすめです。
重視するポイント(日持ち・個包装・お菓子以外など)で選ぶ
何を選んだらよいか分からない場合は、重視するポイント(日持ち・個包装・お菓子以外など)で選びます。「日持ち」を重視する際は賞味期限は必ず確認しましょう。年末年始は特に贈り物が多い時期になるため、できるだけ賞味期限の長いものを選ぶことは大切です。
また「個包装」の場合、持ち帰りやすいものにすることで、みんなで分けやすく持ち帰りやすくもなります。「常温保存可能」な贈り物は、お相手に手間をかけさせないのでおすすめです。冷蔵・冷凍ではなく、できるだけ常温保存できるものを選びましょう。
手土産は和菓子・焼き菓子が多いため、「お菓子以外(実用的なグルメ)」などもおすすめです。甘いものが苦手な方や1人暮らしの方には、調味料(出汁パック、オイル、ドレッシング)、お米、「ごはんのお供」なども大変喜ばれます。
関係性に応じた「予算相場」で選ぶ
年末年始の手土産は品物で悩むことが多いですが、お相手との関係性に応じた「予算相場」で選ぶことも大切です。例えば、友人、親戚、義実家、上司などさまざまな相場が存在します。以下、表に年末年始の手土産の金額相場をまとめているので、参考にしてください。
| お相手との関係性 | 年末年始の手土産の相場 |
|---|---|
| 友人・親しいご近所の方 | 1,000~3,000円程度 |
| 実家・義実家 | 2,000~5,000円程度 |
| 親戚 | 2,000~5,000円程度 |
| 上司・取引先 | 3,000~5,000円程度 |
相場はあくまでも目安なので、実際会う頻度や滞在期間などによっても金額は変わります。しかし、高すぎても安すぎてもお相手に気を遣わせてしまうため、失礼のない価格帯の相場(3,000〜10,000円程度)に抑えるようにしましょう。
年末年始の手土産のおすすめ9選

年末年始の手土産の選び方や相場などを紹介しましたが、実際に年末年始の手土産としておすすめのギフト9選を具体的に紹介していきます。
- 実用的な高級グルメ編
- 皆で楽しめる「飲み物・おつまみ」編
- 定番の「個包装・日持ち」編(お菓子・和菓子)
さまざまなジャンル分けで提案しているので、年末年始の手土産に悩んでいる皆さんもぜひ、参考にしてみてくださいね。
実用的な高級グルメ編
年末年始の手土産では、少し高級で実用的なグルメを選びたい方も多いでしょう。年末のお鍋にふさわしいギフトや、すぐに食べることができるごはんのお供など、年末年始のせわしない時期にありがたいギフトでもあります。
寒い時期なので、お酒のしめにいただくお茶漬けやお吸い物のギフトも大変喜ばれる冬にピッタリな手土産です。
銀座吉澤 松阪牛ロース・モモすき焼き用(計500g)
人が集まる年末年始、食卓の主役にふさわしいのが創業大正13年の老舗『銀座吉澤』の松阪牛です。東京食肉市場の仲卸が厳選した「霜降りロース」と「赤身モモ」の食べ比べセットは、濃厚な旨みとさっぱりとした後味の両方が楽しめ、好みが分かれがちな親戚の集まりでも全員に満足してもらえる鉄板の選択。
高級感ある桐箱入りで、目上の方への挨拶にも最適です。調理の手間いらずで食卓を一気に豪華にする「実用的なご馳走」は、多忙なホストへの心遣いとして、あなたの評価を確実に高めてくれるでしょう。

柿安本店 料亭しぐれ煮詰合せ
創業140年以上にわたり味一筋の老舗の味わいを楽しめる「柿安本店」のしぐれ煮詰合せ。
江戸時代より三重県桑名市に伝わる「浮かし煮」という伝統的な製法で、牛肉本来の素材の美味しさを引き出した牛肉しぐれ煮をご家庭でもお楽しみいただけます。
ご飯のお供やお酒の肴としても相性抜群です。開けてすぐ食べられる惣菜商品の詰合せなので、年末年始の手土産におすすめです。

極和膳 加賀の福籠 お吸い物・お茶漬け最中詰合せ
金沢の職人が焼き上げた香ばしい最中の中に、滋味深いお吸い物とお茶漬けを包み込んだ、見た目も美しい「加賀の福籠」。
お湯を注ぐだけで本格的な味わいが広がり、忙しい年末年始の朝食や、お酒のあとの〆にも最適です。甘いものが苦手な方や、おせち料理に少し飽きた頃の「気の利いた一品」として、相手の好みを問わず喜ばれます。
なにより、多忙なホストに「調理の手間」をかけさせず、常温で日持ちもするという実用性の高さが、あなたの配慮を伝えます。上品なパッケージと確かな味で、目上の方や義実家へのご挨拶にも自信を持って選べるギフトです。

皆で楽しめる「飲み物・おつまみ」編
年末年始はご家族で集まる方も多いでしょう。皆で楽しめる「飲み物・おつまみ」は親戚や友人で集まる際にも喜ばれやすいです。ジュースは大人から小さなお子様まで楽しむことができます。ワイワイとした後のひと時にコーヒーギフトも嬉しいですよね。
また、お酒をたしなむ方にも、ちょっとおしゃれなおつまみも年末年始の特別感を感じるギフトとしておすすめ。年末年始を皆で囲むイメージのギフトは寒いシーズンでも心が暖かくなります。
早和果樹園 有田みかんジュース「味まろしぼり」(10本)
お酒の席が多い年末年始、あえて「極上のジュース」を選ぶ配慮が、あなたのセンスを際立たせます。 早和果樹園の「味まろしぼり」は、糖度11度以上の有田みかんだけを使用した、濃厚でまろやかな100%ストレートジュースです。
おせちやお酒の合間に欲しくなるフレッシュな味わいは、小さなお子様からご年配の方まで、世代を問わず喜ばれる鉄板の品。 「お酒が飲めない方への気遣い」として、親戚の集まりに持参したい一品です。

スターバックス オリガミパーソナルドリップギフト
誰もが知る「スターバックス」のギフトは、好みが分かれにくく、渡す相手を選ばない年末年始の鉄板アイテムです。お店の味を再現した「オリガミ」シリーズは、特別な器具がなくてもお湯を注ぐだけで、淹れたての香り豊かなコーヒーを楽しめます。
個包装で日持ちもするため、親戚が集まる団らんの場はもちろん、職場の挨拶回りでも分けやすく重宝されます。忙しい年末年始だからこそ、手軽にホッと一息つける贅沢な時間は、相手を気遣う最高の贈り物になるでしょう。 4種類のフレーバー入りで、選ぶ楽しさがあるのも魅力です。

小樽百貨UNGA↑ 北前吟撰 海産珍味6種セット
北海道の海の幸を贅沢に使用した、小樽百貨UNGA↑の海産珍味セット。 かつての北前船の歴史を背景に持つこの逸品は、素材本来の旨みが凝縮されており、お酒好きの方にはたまらない深い味わいです。
調理は一切不要で、封を開ければすぐに上質な肴として楽しめるのも大きな魅力。 料理の準備に追われる年末年始、ホストの手を煩わせることなく「最高のおつまみ」を提供できる、まさに気が利く大人の手土産です。
親戚が集まる宴席や、お酒を嗜むご両親への帰省ギフトとして選べば、楽しい会話に花を添えてくれることでしょう。

必ず喜ばれる「個包装・日持ち」編(お菓子・和菓子)
年末年始の手土産の定番でもある必ず喜ばれる個包装・日持ちができるお菓子・和菓子は贈り物リストから外せません。焼き菓子は持ち帰りも可能なので、皆で分けやすいメリットもあります。
甘いものが苦手な方には、パッケージも豪華なおせんべいもおすすめ。お茶請けにできるものなので、お相手も困ることがない必ず喜ばれるギフトです。
ハリーズレシピ タルト・焼き菓子セット
親戚一同が集まる年末年始の団らんを、より一層賑やかにしてくれる焼き菓子のアソートセットです。
果実のタルトやしっとりとしたマドレーヌ、サクサクのクッキーなど、個性豊かな7種類のスイーツが一度に楽しめます。味のバリエーションが豊富なので、小さなお子様からご年配の方まで、好みに合わせて「どれにしよう?」と選べるのが嬉しいポイント。
個包装で分けやすく日持ちもするため、挨拶回りの手土産としても最適です。 普段は照れくさくて言えない感謝の気持ちを、可愛らしいハリネズミのパッケージに乗せて贈ってみてはいかがでしょうか。

八天堂 とろけるくりーむ大福3種12個詰合せ
お正月の家族団欒に、驚きと笑顔を届ける「スプーンで食べる」新感覚の大福です。手で持てないほど柔らかい極上の求肥と、八天堂自慢の優しいクリームが口の中でとろけ合う瞬間は、まさに至福のひととき。
カスタード、つぶあん、あまおう苺の3種アソートは、和菓子派の祖父母から洋菓子好きのお子様まで、世代を問わず全員が喜ぶ「ハズさない」鉄板のラインナップです。
冷凍で日持ちするため、おせちに飽きた頃の贅沢なデザートとしても重宝されます。いつものお正月を少し華やかな気分に変える、センスあふれる手土産として最適です。

金澤兼六製菓 兼六の華
加賀百万石の伝統美を映し出す、金澤兼六製菓の『兼六の華』。国産米100%のこだわりと、黒糖ごまざらめや紫いもなど彩り豊かな味わいは、新年の晴れやかなご挨拶にふさわしい格式を感じさせます。
華やかなパッケージに加え、すべて個包装で日持ちも長いため、親戚が集まる団欒の場や、職場での「ばらまき」用としても重宝する一品です。
「小京都」金沢の雅な雰囲気と確かな美味しさは、目上の方からお子様まで幅広い世代に喜ばれる、年末年始の手土産の決定版です。

年末年始の手土産に添えるメッセージ文例

年末年始の手土産を渡す際のメッセージ文例をご紹介します。相手に感謝の気持ちが伝わるよう、心を込めてメッセージを書きましょう。友人・親しい関係の方ならカジュアルでもOKですが、ビジネスシーンではかしこまった文章がマストです。
年末年始ということもあり、「ご多忙と存じますので、皆様で召し上がれる〇〇にいたしました」「皆様でゆっくりお召し上がりください」など、ホスト側に気遣いを忘れない内容にするとさらに丁寧な内容になります。
以下が、一般的なメッセージの書き方の流れです。
- 時候のあいさつ
- 相手への感謝の気持ち
- 今後の変わらぬ交際を願い、相手の健康や幸せを願う
- 日付・著名
年末の手土産に添えるメッセージカードの文例
年末が押し迫り、寒さが厳しくなってきましたがお元気でしょうか。
今年は大変お世話になりました。
感謝の気持ちを込めて、〇〇さんが大好きな△△をお持ちしました。
ご多忙と存じますが、ゆっくり皆様で召し上がってください。
寒い日が続きますので、お身体を大切に良い年の瀬と新年をお迎えください。
令和〇年〇月 署名
年始の手土産に添えるメッセージカードの文例
新年おめでとうございます。
旧年中はなにかとお世話になり、ありがとうございました。
ご多忙と存じておりましたので、皆様で召し上がれる〇〇を贈ります。
お気に召していただければ幸いです。
皆様のご多幸とご健康をお祈りいたします。
令和〇年〇月 署名
年末年始の手土産に関するよくある質問

忙しい時期のご挨拶になるので、「こんなときどうしたらいいの?」という、年末年始の手土産に関するよくある質問を紹介しましょう。
年末年始は皆さん忙しない時期でもあり、ちょっとしたミスがあるかもしれません。そうならないためにも、ぜひこちらのよくある質問を参考にしてみてくださいね。
- お年賀に贈ってはいけないタブーな品物はある?
- ビジネス(取引先)への手土産で、一番気をつけることは何?
- 年末年始の手土産は、どこで買うのがおすすめ?
これらの情報が、あなたの手土産選びのお力添えとなれば幸いです。
お年賀に贈ってはいけないタブーな品物はある?
手土産はあくまでも感謝の気持ちですが、年始の挨拶の手土産に「お年賀に贈ってはいけないタブーな品物」があります。
例えば、「櫛(くし)」は「九(苦)・四(死)」の語呂合わせで、「ハサミ」や「包丁」などの刃物は「縁を切る」というイメージから、年始の手土産には縁起がよくありません。「履物・靴下」なども踏む印象が強く、特に上司や目上の方への贈り物では避けましょう。
賞味期限の短い「生菓子」なども、会食が増える年始では冷蔵庫の中で期限を迎える可能性が高そうです。贈り物を贈るときに、贈る相手のことを考えるのであれば、日持ちのする賞味期限が長い手土産を用意するようにしましょう。
ビジネス(取引先)への手土産で、一番気をつけることは何?
ビジネスシーンで取引先への手土産を渡す際、一番気を付けることは「相手に負担をかけないことです。どうしても「何を贈ろうか」に焦点が合ってしまいますが、会社によって忙しい時期が異なるケースもあります。
具体的には、渡すタイミングは仕事が忙しくない時間に伺うことや、皆さんが忙しくないときに召し上がって貰えるような個包装・日持ちのする品物を選ぶなど、取引先への配慮をすることが一番大切でしょう。
年始の手土産はあくまでも、感謝の気持ちを伝えるものなので、扱いにくい生ものや賞味期限の短いものは選ばないように気を付けることが大切です。
年末年始の手土産は、どこで買うのがおすすめ?
「年末年始の手土産はどこで買うのがおすすめ?」という質問がありますが、年末年始の手土産はお相手との関係性やシーンによって変わってきます。
取引先への訪問の場合、相手の会社がある地域の名産品や、普段自分では買わないような質の良い老舗のお菓子・和菓子などがおすすめです。包みなども品格の高いものを選ぶようにするとより丁寧な印象を持っていただけるでしょう。
ご実家・義実家の場合、ご両親の好みのものを手土産にすると喜ばれやすいので、事前にリサーチをして、好みのお店の手土産を選ぶのもおすすめです。また、親しい友人や親戚の場合、SNSで流行りのギフトや、すぐに料理できる(お鍋や焼肉など)食材も喜ばれます。
まとめ
年末年始の手土産は、この一年無事に過ごせたという安心感と新年のご挨拶であり、和やかな雰囲気になることが多いです。できれば、必ず褒められる品物を選びたいところ。
特に年末年始はギフトも多く、何を選ぶか、いつ贈るかなど悩んでしまいますが、本当に大切なのは、お世話になったお相手への感謝の気持ち。
今回ご紹介した選び方やマナー・品物は、その大切な気持ちを相手にきちんと伝えるための提案に過ぎません。手土産を渡すことで、相手との関係性、心の距離が近づくきっかけになることも。
お相手との関係性やあなたの想い、心を込めて選んだものであれば、きっとその温かい気持ちは伝わるはずです。この記事で得たヒントが、年末年始の手土産選びを少しでも選びやすく楽しいと思えることを祈っています。