親から出産祝い15万円もらった方へ|お返しの最適解を解説
出産内祝い/
2025.07.27

親から出産祝いで15万円もらった際に、「身に余る贈り物でお返しはどうしたらいいの?」「義理のご両親の場合はより丁寧な対応が必要?」など、出産という人生での大きな節目だからこそ、親への感謝の気持ちは形にしてしっかり伝えたいですよね。
しかし、出産内祝いの金額や品物選び・贈る際のマナーまで、考えなければならないことが多くて戸惑ってしまう方も少なくないはずです。特に初めてでこれからのお付き合いが深い親だからこそ、その悩みは深くなってしまうでしょう。
本記事では、そんなあなたの不安を解消し、親への出産内祝いを自信を持って選べるように、高額なギフトのお返しにおすすめなギフトをまとめています。
さらに実の親や義理の親などタイプに合わせた出産内祝い選び方のコツ、知っておくべき贈答マナー、など幅広く徹底解説します。大切な親への感謝の気持ちがまっすぐ伝わる、素敵な出産内祝い選びをここから一緒にはじめましょう。
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白川さやか
ギフトコンシェルジュ/Atelier GIFT 編集部
『「今」を贈る、心からのギフト。』を合言葉に、Atelier GIFTで年間2,000件以上のギフト選定をサポート。自分自身も年間30件以上のギフトを贈るほど、贈りもの好き。喜ぶ顔を見るのが何よりの原動力です。実体験に基づいたリアルな視点で、贈る人の気持ちに寄り添いながら、受け取る人の心にも残るギフトをご提案しています。ぜひお気軽にご相談ください。
INDEX
親からの出産祝い15万円は普通?高額?

親からの出産祝いで「15万円は普通?高額?」という意見がありますが、結論からいうと高額と捉えられます。出産は、本人だけでなく親や家族全体にとって特別な出来事です。だからこそ、親がお祝いの気持ちを込めて渡すお祝いは、それだけ高額なものになることもあります。
一般的に、親からの出産祝いの相場は3〜10万円程度とされています。また、お子さんが生まれた際のお祝いの相場は、贈る相手との親密度によって異なりることがありますが、平均的な金額といえるでしょう。
この相場を超える金額を贈ってくださるということは、これからのお子さんへの特別な愛情の証や、成長を応援したいという気持ちの表れでもあります。15万円という高額なお祝いにびっくりしてしまうかもしれませんが、素直に喜んで「ありがとう」と感謝の気持ちを伝えるようにするのがベストです。
親から15万の出産祝いをもらった際のお返し相場

お祝いをいただいた際に知っておきたいのが、親から15万の出産祝いをもらった際のお返し相場です。一般的には半返しですが、半返しの場合、両親に気を遣わせてしまうこともあり、高額の場合3分の1程度や少し控えた金額でお返しをするのが一般的になります。
まず、考えることはお返しの必要性ですが、15万円という高額なお祝いをいただいて両親の意図を組むと、「援助の意味が強い出産祝いへのお返しは必要?」と思ってしまいます。しかし、全くお返しを贈らないというのは、親子間であっても決して望ましいこととはいえません。親子の間でもお祝いに対するお礼は不可欠といえます。
もっとも、親からいただく場合はあまり相場にこだわり過ぎることなく、「贈りたいものを贈る」という観点で考えることも大切です。両親の場合は、付き合いが長いこともあり好みも把握しやすいので、喜ばれるものを贈るという点に重きを置いて選ぶとよいでしょう。
また、お祝いを受け取った直後には、電話やメッセージで速やかに感謝の気持ちを伝えることが大切です。形式的なものに捉われることなく素直な言葉で伝えることで、まずはしっかりといただいたことに対しての気持ちを伝えましょう。
「お返しは要らない」と言われた際の対処法
一般的に、親から出産祝いのお返しは要らないといわれた際の対処法として、素直にその言葉を受け取って内祝いを贈らなくてもよいとされています。高額なお祝いには、これからのお子さんやご家族への援助の意味もあるので、まずは「お心遣いありがとうございます。」と気持ちを受け止めましょう。
しかし、親とはいえ、義理のご両親など本音と建前を見極めないといけないケースもあります。ご両親の性格や性格・関係性、義理のご両親なら夫にしっかり相談をしたり、義理兄弟姉妹などが出産祝いのお返しをしたかなどを聞いて、社交辞令か本音かを判断することも大切です。
本音で「お返しはいらない」といってくれているのであれば、その言葉に甘えてもよいでしょう。
しかし、何もしないのはマナー違反。内祝いは、そもそもいただいたものや金額に関わらず幸せのおすそ分けをするという文化なので、電話やメッセージなどでのお礼や感謝の気持ちを伝えるようにしましょう。
また、みんなで集まる食事会をもうけたり、孫のメモリアルグッズ(体重分のお米やフォトフレームなど)を贈ると、感謝の気持ちを伝えることができますよね。
義理のご両親の場合など本心が不明瞭な場合、お相手に気を遣わせないような1〜2万円程度の感謝の品物を贈るようにするとよいでしょう。その際も、電話やメッセージカードなどで早めに感謝の気持ちを伝えることを忘れないようにしましょう。
高額な出産祝いのお返しの選び方

出産の節目にいただいた親からの「高額な出産祝いのお返しの選び方」は皆さん悩んでしまいますよね。その感謝の気持ちを形にするのが「出産内祝い」ですが、できればご両親に喜ばれるものを選びたいものですよね。
しかし、「何を贈れば喜んで貰えるのか」「妥当な贈り物とは?」と悩んでしまう方も少なくないでしょう。ここでは、出産内祝い選びで大切にしたい3つのポイントをご紹介します。
- 「記念品」または「消えもの」を選ぶ
- 自分では買わないちょっと贅沢なものを選ぶ
- 夫婦で楽しめる「共通の贈り物」を選ぶ
これらのポイントを押さえることで、きっと親への気持ちが伝わる素敵な内祝いが見つかるはずです。
「記念品」または「消えもの」を選ぶ
出産内祝いで実用的なギフトとしては、お孫さんの記念品や毎日の生活で役立つ消えものが喜ばれる傾向にあります。
お孫さんの手形足形が入ったフォトフレームや、名前や写真などが入ったメモリアルギフトも喜ばれやすいです。出産内祝いの場合は、スイーツに子供の名前が刻印されている名入れギフトや、生まれた重さのお米のギフトが人気。
さらに、キッチン用品や調理器具も、料理好きな両親には特に喜ばれるでしょう。親が普段から愛用している商品を選ぶことで、長く楽しんでもらうことができます。食器セットや、長持ちする缶詰・好きなスイーツギフトなど日用品や食べてなくなるものもおすすめです。
また、健康志向の両親には、健康食品やサプリメントのセットなども人気があります。特に、オーガニック食品や、季節のフルーツを使ったジュースのセットなど、体に優しいギフトは喜ばれるでしょう。親の趣味や趣向性を把握した消えものを贈ることができれば最適です。
自分では買わないちょっと贅沢なものを選ぶ
親への出産内祝いでは、自分では買わないちょっと贅沢なものを選ぶのもよいでしょう。毎日の食卓をいっそう鮮やかにするおしゃれな食器セットや、和風の陶器なども自分では買わないけれどいただくと嬉しいちょっと贅沢な贈り物です。また、出産内祝いにふさわしい特別感のあるものを選ぶことで、大切な思い出をいつまでも残すことができます。
料理好きな親にとってうれしいのが、毎日の料理が楽しくなる高級な調味料のセットです。高品質な醤油やオリーブオイル、バルサミコ酢など、普段は買わないような贅沢な調味料を贈ることで喜んでいただけるでしょう。
また、老舗や高級感あふれるスイーツも喜ばれます。特別な日にぴったりのケーキや洋菓子の詰め合わせなどは、贈りものとして定番です。また、和菓子やチョコレートのセットなども人気があるので、両親の好みに合わせて選ぶと喜ばれます。
日常的に使えるものとして代表的なのが、今治タオルなどの高級で質の良いタオルセットです。肌触りが良く長持ちするタオルは、実用的で嬉しい贈りものになります。品質に定評のあるブランドなどは日常的に購入する機会があまりないことから、それだけめずらしく、喜ばれる出産内祝いです。
夫婦で楽しめる「共通の贈り物」を選ぶ
出産内祝いで喜ばれる贈り物として、夫婦で楽しめる「共通の贈り物」を選ぶのもよいでしょう。普段使うものなら、ペアグラスやお揃いのパジャマやバスローブなど、生活の中で共通して使えるものを贈るのもおすすめ。
また、レストランでのディナーやランチ招待券は、普段忙しくされているご両親へ、二人だけの落ち着いた時間を設けるうえでぴったりです。老舗料亭や庭園を望むレストランのペアチケットや旅行など、非日常感のある場所でゆったり過ごしてもらうひとときをプレゼントしてみましょう。
両親へ感謝を込めて、夫婦だけの時間を楽しんでもらえるカタログギフトもありおすすめです。温泉旅館、陶芸や料理教室などの体験、さらに美術館チケットなど、老若男女問わず選べる幅広いメニューが揃っています。贈る側が旅先を決めなくても、贈られた両親が自由に好きな旅行や体験を選べる点が大きな魅力です。
高額な出産祝いのお返しにおすすめのギフト

親から貰った高額な出産祝いのお返しにおすすめのギフトは、親しい間柄でもどのようなものを選ぶべきなのか悩んでしまいます。また、義理のご両親に贈るものはリサーチをおこない、趣向を調べておくことも大切です。
ここでは、そんな高額な出産祝いのお返しにおすすめのギフトをいくつか紹介していきます。ぜひ、ご両親への出産内祝い選びの参考にしてみてください。
結びの神 あかちゃん(お名入れ)
三重県のお米で縁起の良い「結びの神」という伊勢神宮奉納米を、生まれた時の重さ(上限3.8kg)で、赤ちゃんの名前・生年月日・体重などを記載した袋に詰め、化粧箱に入れてお送りします。
「結びの神」は、1粒1粒が大きく、もっちりとしていてしっかりとした味わいが特徴です。もっちりとしていながらも、べたつきが少なく、噛みしめるほど、お米本来の味わいが広がります。
赤ちゃんと同じ重さをお米を通して改めて感じてもらうことで、赤ちゃんの誕生という特別な瞬間をいつまでも記憶に留めてもらえるでしょう。
他にも、赤ちゃんの手形足形が入ったフォトフレームなどのメモリアルギフトも、ご両親など親しい間柄だからこそ選ばれるおすすめギフトです。

Food Art Gift 「暁」 神戸牛 肩ロース すきしゃぶ用(660g)
15万円という特別なお祝いには、感謝の気持ちがしっかりと伝わる上質な内祝いを選びたいもの。そんな想いに応えるのが、見た目も華やかな神戸牛のギフトセットです。
蓋を開けた瞬間に現れる、暁をイメージしたアートと美しい霜降り肉のコントラストは、まさに圧巻の一言。ご両親もご存知のブランド牛なので品質も確かで、目上の方への贈り物として安心感があります。
「自分では普段買わない、ちょっと贅沢なもの」という、高額なお祝いへのお返しとしてもぴったり。「美味しいものを食べて、これからも元気でいてね」というメッセージと共に、ご夫婦水入らずの素敵な食卓の時間を贈ってみてはいかがでしょうか。記憶に残る特別な贈り物になりますよ。

Food Art Gift 「暁」 神戸牛 肩ロース すきしゃぶ用(660g)
定番カタログギフト「PRIME SELECTION」+カットバームクーヘン詰合せ(お名入れ)
ご両親の趣味がはっきりしなかったり、「もう物は増やしたくない」と言われたりすると、高額なお返し選びは本当に悩みますよね。
そんな時に間違いないのが、赤ちゃんの名前を披露できる「名入れスイーツ」と、好きなものを選べる「カタログギフト」の豪華なセットです。
これ一つで、「誕生の記念」と「選べる楽しみ」という二つの喜びをお届けできます。品物だけだと味気なく、カタログだけでは少し寂しい。そんな高額な内祝いならではの悩みを解決してくれる、まさに理想の贈り物。
累計900万冊を突破したアトリエギフトの定番カタログなので、グルメから雑貨まで品揃えも豊富。どんな趣味のご両親にも、きっと満足していただけるはず。感謝の気持ちがスマートに伝わる、鉄板の選択肢です。

定番カタログギフト「PRIME SELECTION」+カットバームクーヘン詰合せ(お名入れ)
信州の果実 ジュースセット
「可愛い孫の顔を見るためにも、いつまでも元気でいてね」。ご両親への内祝いには、そんな願いも込めたいもの。
その気持ちを届けるのにぴったりなのが、信州の豊かな自然が育んだ果汁100%ジュースのセットです。まるで果実をそのまま食べているかのような濃厚な味わいは、砂糖不使用だからこそ。甘いものが苦手なお父様にも、きっと喜んでいただけます。
果物の名産地で、生産者の方々が旬にこだわって丁寧に作っているというストーリーも、大切な贈り物として安心できるポイント。体を気遣う気持ちが伝わる、気の利いた内祝いになりますよ。

カタログギフト「JTBありがとうプレミアム」
15万円という大きなお祝いには、親御さんからの深い愛情と応援の気持ちが詰まっています。今度は私たちから「夫婦水入らずの特別な時間」を贈り、感謝を伝えてみませんか?
JTBが厳選したこの旅行カタログギフトなら、日本各地の一流ホテルや旅館での宿泊という、かけがえのない「思い出」をプレゼントできます。
形に残る物ではなく「時間」を贈るという、最高に粋な親孝行になりますね。もし旅行が難しい場合でも、上質なグルメや品物を選ぶことができるので安心です。「ゆっくり楽しんできてね」の一言を添えて、最高の感謝を伝えてみましょう。

他にも内祝いの贈り物を探している方は、以下の記事も参考にしてみてください。
出産内祝いの贈り物以外で親に喜んでもらうアイデア

感謝の気持ちを伝えるために、出産内祝いの贈り物以外で親に喜んでもらうアイデアは、贈り物だけではなく、感謝の気持ちがダイレクトに届く方法としてもよいでしょう。
ちょっとしたアイデアを出産内祝いに添えることで印象もよく、これからの関係も良好になりやすいですね。親しき仲にも礼儀ありという言葉があるので、ちょっとしたアイデアは、押さえておきたいところでもあります。ここでは、出産内祝いの贈り物以外で親に喜んでもらうアイデアのポイントを2つ解説しましょう。
- 電話で第一報を伝える
- 内祝いの品に手書きのお礼状を添える
これらを工夫するだけで、ご両親へのあなたの感謝の気持ちがより深く伝わるはずです。
電話で第一報を伝える
出産祝いとして親から15万円のお祝いをいただいた場合、まずは電話で第一報と感謝の気持ちを伝えます。その後、出産内祝いとして品物を贈るのが一般的です。お礼の電話では「ありがとうございます。大切に使わせていただきます。」など、前向きな言葉を伝えましょう。
お礼の電話を入れる際のマナーでは、最低限以下の言葉は忘れずに伝えるようにします。
以下、電話でのお礼の例ですので、参考にしてみてくださいね。
①お祝いのお礼
- この度は、素敵な出産祝いをありがとうございました。」
- 「出産祝いをしてもらってありがとう。」
②使途
- 「〇〇(品物)を頂戴し、大変うれしく思っております。」
- 「大切に使わせていただきます。」
- 「末永く使わせていただきます。」
③感謝の言葉
- 「本当に感謝しております。」
- 「心よりお礼申し上げます。」
- 「本当にありがとうございました。」
④近況報告
- 「健康で元気すぎるくらいです。」
- 「毎日がバタバタですが一瞬かと思うと楽しくやっています。」
⑤締めくくり
- 「また落ち着いたら改めてお伺いします。」
- 「今後ともよろしくお願いいたします。」
- 「お世話になることもあるかと思いますが、温かく見守ってください。」
内祝いの品に手書きのお礼状を添える
親からの出産祝いで、内祝いの品に手書きでお礼状を添えるのがマナーです。実際に準備する段階になって、書き方が分からず悩む人もいるかもしれません。親へ失礼のないようなお礼状の書き方をしましょう。
次の5つのポイントに沿って文面を考えると、現状や感謝の気持ちが伝わるお礼状が完成します。
- 季語を用いた挨拶から始める
- いただいた「出産祝い」への感謝の気持ちを伝える
- 赤ちゃんの名前と読み方、性別などを記す
- 赤ちゃん誕生後の家庭の様子を伝える
- 今後のお付き合いをお願いする言葉や、先方を気遣う言葉で締めくくる
親へお礼状を書きたい場合は、内祝いの贈り物に同封(または別送)するのもおすすめです。この場合、白い便せんに黒か濃い青のインクを使って書き、冒頭には時候の挨拶を添えるのがルールになります。
親への出産内祝いのお礼状例文
秋も近づいてまいりましたが まだまだ暑い日が続いております
皆様いかがお過ごしでしょうか
この度は 長女○○(ふりがな)の出産にあたり 心のこもったお祝いをいただきありがとうございました
身に余るお心遣いをいただき 夫婦ともに喜んでおります
初めての育児で戸惑うことも多いのですが これからは家族3人で笑顔あふれる家庭を作っていけたらと思います
お正月には ご挨拶にうかがいたいと思います
それまでには娘も少し女の子らしくなっていることを願いつつ お会いできるのを妻(夫)と楽しみにしております
これからも子育ての先輩として 今まで以上にアドバイスをいただけましたら嬉しく思います
季節の変わり目でもございますので どうぞご自愛ください
まずはお礼まで
以上がご両親へ向けた例文になります。ぜひ、参考にお礼状を書いてみてくださいね。
高額な出産内祝いの基本マナー

親からの出産内祝いでは、高額な出産内祝いの基本マナーも非常に重要です。ご両親にお祝いをいただいたことへの感謝の気持ち、「これからもお世話になります。」というお礼をきちんと伝え、今後の孫の成長を一緒に見守っていただくためにも、基本的なマナーはしっかりと押さえておきたいものです。
ここでは、親からもらった高額な出産祝いに対する基本的なマナーを2つのポイントに分けて解説していきましょう。
- 贈るタイミング|生後1ヶ月〜2ヶ月頃までを目安
- 熨斗(のし)の正しい書き方
これらのマナーを守ることで、ご両親への感謝の気持ちがより深く伝わります。
贈るタイミング|生後1ヶ月〜2ヶ月頃までを目安
出産内祝いは両親に出産内祝いを贈るタイミングは生後1ヶ月〜2ヶ月頃までを目安で、お宮参りの時期などに贈るのが一般的です。遅くとも生後2ヶ月頃までには贈るようにしましょう。
産後は赤ちゃんのお世話に追われて忙しくなるため、出産内祝いの準備は時間に余裕がある産前から進めておくと安心です。訪問ではなく配送で贈っても失礼には当たりません。その場合、事前に贈る旨の連絡を忘れないようにしましょう。
また、出産祝いや出産内祝いが遅れてしまった場合は、お詫びの気持ちを込めたお礼状やメッセージを添えて贈りましょう。半年以上経過した場合は出産内祝いではなく、ハーフバースデーなどお誕生日のお返しとして贈ることが適切です。
熨斗(のし)の正しい書き方
両親から出産祝いを15万円を貰った際の出産内祝いの熨斗(のし)の正しい書き方を紹介しましょう。親しき中にも礼儀ありという言葉もあるので、しっかり基本のマナーを知っておくことが大切です。
水引から上の部分を「表書き」といい、贈り物の目的を書きます。出産内祝いの表書きは「内祝」または「御祝」と書くのが一般的です。稀に「お礼」や「感謝」と書くこともありますが、迷った場合は一般的な書き方を選ぶとよいでしょう。
水引から下の部分を「名入れ」といい、贈り主の名前を書きます。出産内祝いの場合、のし下には赤ちゃんの名前を書きましょう。これは赤ちゃんの名前をお披露目する意味があります。読み方が難しい場合や、複数の読み方ができる場合は、ふりがなを添えると親切です。
内祝いにつける名前札というしきたりもありますが、親への出産内祝いに命名札は必須ではありません。命名札とは、短冊状の命名紙に赤ちゃんの名前を書いた札で、現在では「出産内祝いに添えて先様にお渡しするもの」という認識が一般的です。
地域のしきたりで命名札を添えるのが当たり前となっている地域もあるので、地域の風習は必ず確認しておきましょう。
まとめ
親に贈る出産内祝いを選ぶ際、高額だった場合、どのようなギフトを選ぶか、いつまでにどうやって贈るかなど、難しいことも多いですが、最も大切なのは、お祝いをくださった親への「ありがとう」や「これからもお世話になります」という感謝の気持ちです。
今回ご紹介させていただいた親からもらった高額な出産祝いのお返しの選び方やマナーは、その大切な気持ちをお祝いをいただいた親にきちんと伝えるためヒントを並べているだけにすぎません。
あなたのご両親への想いや、心を込めて選んだものであれば、きっとその温かい気持ちは伝わるはずです。この記事で得た情報やマナーが、あなたの出産内祝い選びを少しでも素敵なものにできたなら幸いです。
新しい命の誕生とこれからの人生の中で、大切な親御さんとの素晴らしいご縁が、この先もずっと良好に続くことを心より願っております。
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