「七回忌の香典返し」に喜ばれるおすすめの品物|相場やマナー
香典返し/
2025.06.04

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「七回忌の香典返し、どう準備すれば…?」故人を偲ぶ大切な法要だからこそ、お返しの品物選びやマナーで頭を悩ませていませんか。
「どんな品物が本当に喜ばれるの?」「金額相場はどれくらい?」「失礼のないようにしたいけれど、何から手をつければいいのか分からない…」そんな不安や疑問を抱えたままでは、心からの感謝の気持ちも十分に伝わらないかもしれません。
この記事では、七回忌の香典返しで本当に喜ばれるおすすめの品物を具体的にご紹介。さらに、押さえておくべき金額相場、のしや挨拶状などの基本マナー、そして避けるべきNGな品物まで、あらゆる角度から徹底解説します。
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白川さやか
ギフトコンシェルジュ/Atelier GIFT 編集部
『「今」を贈る、心からのギフト。』を合言葉に、Atelier GIFTで年間2,000件以上のギフト選定をサポート。自分自身も年間30件以上のギフトを贈るほど、贈りもの好き。喜ぶ顔を見るのが何よりの原動力です。実体験に基づいたリアルな視点で、贈る人の気持ちに寄り添いながら、受け取る人の心にも残るギフトをご提案しています。ぜひお気軽にご相談ください。
七回忌でも香典返しは原則必要

七回忌の法要でも、お香典や御仏前をいただいたらお返しをするのが基本的なマナーです。故人を偲び、足を運んでくださった方々への感謝の気持ちを表す大切な機会と考えましょう。
ただし、法要の規模や状況によっては判断に迷うこともあるかもしれません。具体的には、以下のようなケースについて詳しく見ていきましょう。
- 家族・親族のみで行うケース
- 香典返しを省略してもいいケース
家族・親族のみで行うケース|香典の有無によって変わる
ご家族やごく近しい親族だけで七回忌を執り行う場合でも、お香典をいただいた際には香典返しを準備するのが丁寧な対応です。身内だからこそ、感謝の気持ちをきちんと形にして伝えることが、今後の良好な関係にも繋がるでしょう。
もし、事前に「香典は辞退します」と伝えているのであれば、基本的にお返しの必要はありません。
しかし、それでもお香典を持参される方がいらっしゃるかもしれません。その場合は、ありがたく頂戴し、後日改めて感謝の気持ちとして心ばかりの品をお贈りするか、別の形でお礼をするのが望ましいです。
香典返しを省略してもいいケース
香典返しは原則として必要ですが、状況によっては省略が許容される場合もあります。どのような場合に省略できるのか、具体的に見ていきましょう。
まず、施主(法要の主催者)が事前に参列者へ「香典は辞退いたします」と明確に伝えている場合です。また、法要後の会食(お斎)の費用が、いただいたお香典の額に見合うかそれ以上である場合、会食自体がお返しと見なされることもあります。
ただし、会食がない場合や、会食費を明らかに下回るお香典をいただいた場合は、別途お返しを用意するのが一般的です。
その他、企業や団体からの福利厚生として一律で供される香典や、いただいた香典を故人の遺志や遺族の意向で社会福祉団体などに寄付し、その旨を報告する場合は、品物でのお返しを省略することもあります。
七回忌の香典返しは「消えもの」が基本

七回忌の香典返しを選ぶ際、まず押さえておきたい大切なポイントは、「消えもの」を贈るのが基本です。弔事の贈答品に関する古くからの慣習で、「不幸や悲しみを後に残さないように」「悲しみを洗い流す」といった意味合いが込められています。
食品や洗剤・石鹸といった日用品など、使ったり食べたりすることでなくなるものが選ばれてきました。
「消えもの」は、相手に気を遣わせすぎないという利点もあります。
具体的には、お茶やコーヒー、お菓子、海苔、調味料といった食品のほか、タオルや洗剤、石鹸などの実用的な日用品がよく選ばれます。
故人を偲び、法要に心を寄せてくださった方々へ感謝の気持ちを伝える品ですから、相手の好みや家族構成なども考慮して選ぶと、より心のこもったお返しになるでしょう。
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七回忌の香典返しに喜ばれるおすすめの品物

七回忌の香典返しには、故人を偲び、お世話になった方々へ感謝の気持ちが伝わる品物を選びたいものです。「消えもの」を基本としつつ、相手の好みや家族構成を考慮すると、より喜んでいただけるでしょう。
ここでは、香典返しとして定番で、多くの方に受け入れられやすい品物をカテゴリー別にご紹介します。
- お菓子類
- 飲み物類
- 食品類
- 実用品
- カタログギフト
お菓子類|神戸浪漫パイ&クッキーセット
1926年に初代昭栄堂店主が兵庫区大開通で、当時めずらしかったレンガ窯で焼菓子店を開業したのが「神戸浪漫」の始まりです。
心を込めて焼き上げたお菓子の一つ一つを確かめ、神戸から送り出しています。パイ職人の店「神戸浪漫」よりお届けする、贅沢な味わいを一度に楽しめる、サクサク感満載の詰合せです。
バターの香りの豊かさ、サクッとした軽やかさがみんなを優しく包みます。お菓子を選ぶ際は、鶴・亀・ひょうたんなど縁起物がモチーフなっているものは避け、個包装で賞味期限の長いものを選ぶと良いです。

飲み物類|宇治銘茶詰合せ
自社の茶畑から収穫、製造、販売まで一貫して行い、品質本位のお茶作りを行う芳香園製茶の宇治茶セットです。
透明度の高い山吹色の水色と口の奥に広がるまろやかな旨みと味わいが特徴の宇治煎茶と、とろりとした甘みが特徴の宇治玉露の詰合せをお楽しみいただけます。日本三大茶の一つで高級ブランドとして知られる宇治茶を贈り物にいかがでしょうか。
お茶は香典返しの品物として古くから選ばれています。「あの世とこの世を区切り、故人とお別れをする」という意味も込められているのです。

食品類|白子のり 有明海産のり詰合せ
「健康で豊かな日本の食卓づくりに貢献する」を理念に掲げる白子のりの、採れたての美味しさと品質にこだわった人気の詰合せ。
日本有数の海苔の生産地である九州の有明海。その中でも最大の生産地「佐賀県産」の海苔をお楽しみください。パッケージも落ち着いた高級感のあるデザインです。
海苔は、弔事にふさわしい品物として昔から長く親しまれています。日常的に食べる機会が多く、幅広い世代に喜ばれますし、賞味期限が長く保存しやすい点も香典返しに向いています。

実用品|今治謹製 白織タオル フェイスタオル2枚セット
瀬戸内海に面する日本を代表するタオルの産地、愛媛県今治市。 独自の品質基準の下に生産される「今治タオル」は、吸水性が高く肌触りも良いことから、国内外で高い人気を誇っています。
そんな今治タオルのなかで、上質感のある木箱に収めた純白の今治タオルシリーズです。料理に使用する程度の酸と天然の酵素で綿の精練・漂白を行い、不純物を取り除くことで、綿本来の吸水性を引き出しました。GOOD DESIGN賞 受賞の上質なデザインです。
香典返しといった弔事には、華やかなタオルよりも、落ち着いたデザインのタオルを選ぶようにしましょう。一般的には白が良いとされておりますが、アイボリー・グレー・ネイビーなど落ち着いた色味のものなら問題ありません。

カタログギフト|「弔事専用」 カタログギフト SAYU
上品で落ち着いたデザインの弔事専用カタログギフトです。世界中のブランドからグルメ・インテリア・ファッション・テーブルウェアと幅広いジャンルのとっておきのアイテムを取り揃えました。
大切な贈り先様に、感謝の想いをのせて。全17コースで、2,530円〜55,880(税込)と価格帯が幅広いため、金額に合わせて選びやすい点も魅力です。

予算別|七回忌の香典返しのおすすめの品物
香典返しの品物を選ぶ際、いただいたお香典の金額に応じた予算設定も大切です。一般的に「半返し」から「3分の1返し」が目安とされていますが、その予算内でどのような品物が選べるのでしょうか。
ここでは、ご予算に合わせて選びやすいよう、具体的な品物のおすすめを価格帯別にご紹介します。
- 〜5,000円|
- 5,000円〜10,000円|
- 10,000円以上|
〜5,000円|ドトールコーヒー&どら焼き詰合せ
ドトールのインスタントスティックコーヒーと一口サイズのどら焼きとヴァッフェルをギフトセットにしました。もっちりとした生地のどら焼きは食べやすく、粒あんと八女抹茶あんの2種類の味をお楽しみいただけます。
バターを使用し、さっくりと焼き上げた歯ごたえのよいプレーン生地に、やさしく香るバニラクリームを挟んだバニヴァッフェル。コーヒーはドトールこだわりの直火焙煎ならではの香ばしさとコク深い味わいが魅力です。

5,000円〜10,000円|横濱馬車道 ガトー・ド・ボワイヤージュギフトセット
横浜馬車道に本店を構え、最高級素材と製造方法から喜び・美味しさを届ける「ガトー・ド・ボワイヤージュ」。
小麦粉、砂糖、発酵バターなどひとつひとつの素材にこだわりぬいたフィナンシェ・マドレーヌ・バトンとドリップ珈琲をセットにしたギフトセットです。
良質な生乳から作られたこだわりの発酵バターは、北海道産生乳100%使用、乳酸発酵によって、豊かな香りとほのかな酸味がプラスされたコクのある深い味わいが特徴です。風味豊かな焼菓子には欠かせない、美味しさの源です。パティシエが一つ一つ心を込めて作り上げた自慢の焼菓子が、幸せな時間をお届けします。

10,000円以上|柿安本店 料亭しぐれ煮詰合せ
明治4年創業以来培ってきた伝統の技法と素材へのこだわりでおいしさを追求する”柿安”。
長い歴史を通し培われてきた牛肉を厳選する目と、研鑽を重ねてきた伝統の技から生みだされたのが「料亭しぐれ煮」です。
江戸時代より三重県桑名に伝わる「浮かし煮」という伝統的な製法で、牛肉本来の素材の美味しさを引き出した、牛肉しぐれ煮の詰合せ。ご飯のお供やお酒のおつまみに、また、おにぎりやお茶漬けの具にもおすすめです。

七回忌の香典返しで避けるべきNG品物

七回忌の香典返しを選ぶ際には、感謝の気持ちを伝える一方で、相手に不快な思いをさせないための配慮も大切です。
古くからの慣習や一般的なマナーとして、避けるべきとされる品物がいくつか存在します。これらを知っておくことで、より適切な品物選びができるでしょう。
具体的に避けるべきとされる品物と理由を以下にまとめました。
避けるべき品物 | 理由 |
肉や魚などの生鮮品(四つ足生臭もの) | 仏教では殺生を禁じているため、これらを連想させるものは弔事の贈り物には不向きとされています。 |
お酒類 | 一般的に慶事を連想させるため、香典返しには避けるのが無難です。ただし、故人が非常にお酒を好んでいた場合など、状況によっては選ばれることもあります。 |
昆布や鰹節 | 結婚式の引き出物などお祝い事に使われることが多いため、弔事では避ける傾向にあります。 |
派手な色合いやデザインのもの | 弔事の贈り物は、控えめで落ち着いた印象のものが好まれます。 |
刃物(包丁やハサミなど) | 「縁を切る」という意味合いを連想させるため、避けるべきとされています。 |
これらの品物は、あくまで一般的な目安です。地域や家の慣習によって考え方が異なる場合もありますので、迷った際には年長のご親族や詳しい方に相談してみるのも良いでしょう。
七回忌の香典返しの金額相場

七回忌の香典返しで多くの方が悩まれるのが、お返しの金額相場ではないでしょうか。
一般的に、いただいたお香典の金額に対して「半返し(半額)」から「3分の1返し」程度が目安とされています。例えば、1万円のお香典をいただいた場合は、3,000円から5,000円程度の品物をお返しとして選ぶのが相場です。
高額なお香典をいただいた場合、例えば5万円や10万円といった場合は、必ずしも半返しにこだわる必要はありません。3分の1程度の金額の品物をお贈りし、挨拶状などでより丁寧に感謝の気持ちを伝えることで、十分に心が伝わるでしょう。
また、法要後に会食(お斎)の席を設けている場合は、その会食の費用もお返しの一部と考えることもできます。しかし、会食の有無にかかわらず、感謝のしるしとして別途返礼品を用意するのがより丁寧な対応とされています。
大切なのは金額よりも、故人を偲び、お心遣いをいただいたことへの感謝の気持ちです。相場はあくまで目安として、無理のない範囲で心を込めてお返しを選びましょう。
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七回忌の香典返しのマナー

七回忌の香典返しを準備するにあたり、失礼なく感謝の気持ちを伝えるためには、いくつかの基本的なマナーを押さえておくことが大切です。
いつまでにお渡しすれば良いのか、どのような「のし」紙を選び、どう書けばよいのかは、多くの方が気にされる点でしょう。
具体的には以下の点について解説します。
- 贈るタイミング|当日または法要後1ヶ月以内を目安
- 「のし」の正しい書き方・選び方
贈るタイミング|当日または法要後1ヶ月以内を目安
香典返しをお渡しするタイミングは、主に二つあります。
一つは、七回忌の法要当日にお渡しする「当日返し(即日返し)」です。参列者の方に直接手渡しできるため丁寧な印象ですが、事前に人数分の品物を用意しておく必要があります。
もう一つは、法要後にお渡しする「後日返し」です。この場合、法要が無事に終わってから1ヶ月以内を目安に、できるだけ早くお贈りするのがマナーとされています。
特に郵送する場合は、相手への感謝の気持ちと法要終了の報告を兼ねた挨拶状を添えるのが一般的です。遅くとも2週間程度でお届けできると、より丁寧な印象を与えるでしょう。ご自身の状況に合わせて、どちらかの方法を選んでください。
「のし」の正しい書き方・選び方
七回忌の香典返しには、弔事用の「のし紙(掛け紙)」をかけるのがマナーです。選び方と書き方にはいくつかのポイントがあります。
まず、水引の色と種類ですが、一般的には「黒白結び切り」または「双銀結び切り」を使用します。「一度きりであってほしい」という弔事の際に用いられる結び方です。
関西など一部の地域では「黄白結び切り」が使われることもありますので、地域の慣習に合わせると良いでしょう。
表書きは、薄墨ではなく濃墨の筆か筆ペンで書きます。最も一般的な表書きは「志」ですが、「粗供養(そくよう・そくよう)」も、特に西日本でよく使われます。「七回忌 志」のように回忌名を書き添えることもあります。
水引の下中央には、施主(法要の主催者)の姓、またはフルネームを記載します。正しく整えることで、故人への敬意と感謝の気持ちがより深く伝わるはずです。
のし紙のポイントまとめ
- 水引: 黒白結び切り、双銀結び切り(地域により黄白結び切り)
- 表書き(上段): 「志」「粗供養」など
- 名前書き(下段): 施主の姓またはフルネーム
- 墨の色: 濃墨
七回忌の香典返しの挨拶状

香典返しを贈る際には、品物だけでなく、感謝の気持ちを伝える挨拶状を添えるのが丁寧なマナーです。特に後日お返しを郵送する場合には、無事に法要を終えた報告と、お心遣いへのお礼を伝えるために欠かせません。
挨拶状は、故人に代わって施主が感謝の意を表す大切な手紙です。時候の挨拶は簡潔にし、頭語と結語を用い、句読点を使用しないのが伝統的な書き方とされています。
また、故人との続柄や名前、法要の名称(例:亡父○○ 七回忌法要)を明記し、誰からのどのようなお礼なのかが明確に伝わるように心がけましょう。
近年では、あまり堅苦しくない、気持ちが伝わる言葉で書く方も増えています。
挨拶状の文例
七回忌の香典返しに添える挨拶状は、どのように書けばよいか迷われる方も多いでしょう。以下に、一般的な文例と書く際のポイントをご紹介します。
挨拶状の基本構成と文例(一部)
「拝啓 この度 亡父 ○○儀 七回忌法要に際しましては ご多忙中にもかかわらずご丁重なるご厚志を賜り 誠に有難く厚く御礼申し上げます おかげさまで滞りなく法要を相営むことができました つきましては供養のしるしまでに心ばかりの品をお送りいたしましたので何卒お納めくださいますようお願い申し上げます (中略) まずは略儀ながら書中をもちまして御礼申し上げます 敬具
令和○○年○月○日 (施主氏名)」
書く際のポイント:
- 頭語「拝啓」と結語「敬具」をセットで用います。
- 句読点(、。)は用いないのが慣習です。代わりにスペースや改行で読みやすくします。
- 時候の挨拶は省略するか、ごく簡潔に。
- 故人の氏名(俗名)、施主との続柄を記します。
- 香典や供物へのお礼、法要が無事終了したことの報告、返礼品を送る旨を述べます。
- 書面での略儀のお詫びと結びの言葉で締めくくります。
お相手との関係性や地域の慣習なども考慮しながら、感謝の気持ちが伝わるよう、心を込めて作成しましょう。
七回忌の香典返しに関するよくある質問

七回忌の香典返しを準備する中で、「こんな時はどうすればいいのだろう?」と迷う場面が出てくることもあるでしょう。
特に、相手から予期せぬ言葉をかけられたり、複数の方からまとめてお香典をいただいたりした場合は、どのように対応すべきか悩ましいものです。
そうした七回忌の香典返しに関する代表的な疑問について、具体的な対応方法を解説します。
- 「香典返しは不要」と言われたらどう対応するべき?
- 連名で香典をいただいた場合のお返しはどうする?
「香典返しは不要」と言われたらどう対応するべき?
参列者の方から「香典返しは結構です」「お返しは不要です」といったお言葉をいただくことがあります。このような場合、その言葉をそのまま受け取って良いのか、それとも社交辞令として何かお返しをした方が良いのか、判断に迷うかもしれません。
まず考えられるのは、相手が本当に負担をかけたくないという純粋な気遣いからおっしゃっているケースです。一方で、儀礼的にそのように伝えつつも、内心では何らかの形でお礼があることを期待している可能性もゼロではありません。
対応としては、相手との関係性やその場の雰囲気を考慮しつつ、後日改めて感謝の気持ちを伝えるのが無難でしょう。
例えば、ささやかな品物(お菓子やハンカチなど)をお礼状と共に送る、あるいは別の機会に手土産を持参するなどの方法があります。
どうしても判断に迷う場合は、年長のご親族や経験のある方に相談してみるのも一つの手です。
連名で香典をいただいた場合のお返しはどうする?
職場の同僚や友人グループなど、連名でお香典をいただく場合は、いただいたお香典の総額と連名の人数を考慮して対応します。
例えば、お香典の袋に個々の金額が明記されていれば、その金額に応じた品物をそれぞれの方にお返しするのが丁寧です。金額が不明な場合は、総額を人数で割り、一人当たりの金額に見合う品物を用意します。
お一人おひとりに個別にお返しをするのが難しい場合は、代表者の方にまとめてお渡しし、皆さんで分けていただけるような品物(個包装されたお菓子の詰め合わせなど)を選ぶと良いでしょう。その際は、代表の方に「皆様でどうぞ」と言葉を添える心遣いを忘れずに。
また、会社や部署名義でいただいた香典が福利厚生の一環である場合は、お返しが不要なこともありますので、事前に確認しておくと安心です。
まとめ
一番重要なのは、故人を偲び、法要に心を寄せてくださった方々へ、感謝の気持ちを込めてお返しをすることです。
この記事でご紹介した情報を参考に、お相手のことを思い浮かべながら、心からの「ありがとう」が伝わる一品を選んでみてください。慣れない法要の準備は大変なことも多いかと存じますが、基本的なポイントを押さえれば、きっと心温まる対応ができるはずです。
皆様の七回忌における香典返し選びの一助となり、滞りなく、そして故人への想いがこもった法要を営むためのお手伝いができたのであれば、これほどうれしいことはありません。
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